はじめに
私の娘、現在は食欲旺盛、外遊び大好きの年中日焼け元気ガールです。
しかし5歳になった頃、川崎病で緊急入院しました。
熱が出る直前まで大きな病気はしたことがなく元気いっぱいだった自分の娘が突然入院することになるなんて・・・
全く予想しなかったことで、戸惑いも多くありました。
当時川崎病についてたくさん検索して他の方の記録を読ませてもらうことも多かったので、我が家の入院の経験について誰かの参考になればと思い、まとめていきます。
あくまで私の娘についての記録になりますので、他の方の診断につながるものではありません。
病気の診断につきましては医師に相談していただきますよう、お願い致します。
始まりはいつもと同じ熱
娘は小さい頃から扁桃腺が大きいとかかりつけの小児科で言われていて、熱が出ると高熱になることが多く、1~2ヶ月に一度くらい熱を出すことがありました。
それでもいつも一日で下がりすぐに元気になっていたので、最初に熱が出た時もいつもと同じ熱だろうと思い、様子を見ていたんです。
何で下がらないの?
ところがなかなか熱は下がりませんでした。
熱のわりには元気があり食欲も普段の7割ほどあったため、そこまで心配はしていませんでしたが、小児科へ診てもらいに行きました。
コロナ、インフルエンザ、溶連菌、RSウイルス・・・色んな感染症の検査をしましたが全て陰性。
原因が分からないまま、熱が続くのは心配ということで抗生剤が出されて「苦い」と嫌がる娘をなだめながら薬を飲ませました。
ところが一向に熱は下がらず・・・
40度近い熱が丸3日続いていました。
娘の病気は何!?
一方私は、何の病気か分からないことでだんだん不安になってきて色々と調べていました。
そんな時、昔SNSで見た、川崎病を発病した子どもの話がふと思い出されていました。
その子は、高熱が何日も下がらず何度も病院へ行くが正確な診断が下されず、他に行った病院で、川崎病の治療を始めるタイムリミット直前に診断を受けて入院することになり、治療を受けて退院したということでした。
娘の症状と川崎病の特徴を何度も比べましたが、
・高熱が続いていること
・首のリンパが腫れていること
の二つしかその特徴には当てはまっていませんでした。
総合病院へ
次の日また小児科へ行きました。
抗生剤を飲んでも熱が下がらないことが問題らしく、血液検査が必要とのこと。
川崎病の疑いも捨てきれないため、大きい病院へ行って検査してほしいと言われて急遽紹介状を書いてもらい、そのまま総合病院へ向かうことになりました。
娘の精神状態・・・
総合病院はとにかく待ち時間が長かったです。
今朝小児科へ行くために家を出てくる時には私も娘も小児科が終わったら家に帰れると思っていました。
「いつ帰れるの?ご褒美にジュース買って帰ろ?早くおうちに帰ろ?」
娘は待ち時間の間に不安もどんどん高まり、みるみる元気がなくなっていきました。
疲労困憊の中の採血
受付して待って・・・
簡単な診察を受けて待って、待って・・・
この後どうするのか特に説明もなくカーテンでしきられた狭いスペースで待たされた後、血液検査をすることになりました。
娘はこれまで採血をしたことはありません。
私の脳裏には、いつかSNSで見たタオルでぐるぐる巻きにされて採血された子や、看護師が馬乗りになって抑えて採血された子の話がよみがえっていました。
娘はどんなふうに採血されるのか・・・
看護師さんに、「ベッドに寝てやる?」と聞かれた娘は、「横になってやるのはイヤ」と主張し、椅子に座って腕を台に抑えられやることになりました。
医師は20代前半と見られる若い女医さんでした。
なかなか上手く針が血管に入らないようでした。
採血・・・いつ終わるの!?
看護師さんから「お母さんは外で待っててください」と言われてカーテンの外で待っていました。
娘は静かに耐えている様子でしたが、とにかく時間がかかっていました。
30分程たち呼ばれ、終わったのかな?と思って中に入ると、床は血だらけ・・・
でもまだ採血ができていないとのこと。
失敗連続の苦しい時間
看護師さんから「休憩してもう一度やります」と言われました。
正直、胸がつぶれそうでした。
娘が「ママも一緒にいてほしい」と言うので看護師さんに聞いて、その後は娘のそばで励ましました。
最初に説明はありませんでしたがこの時すでに入院が決まっていたようで点滴のルートを取りたかったらしく、一時間以上かかってようやく終わりました。
もうこの時点で私も娘も心身ともに疲れ果てていました。
娘は何日も高熱が出ている状態なのに・・・
帰りたいと泣く娘
その後、採血の結果が出るまで再び狭い部屋で1時間待たされていました。
そして・・・ようやく医師が来て説明がありました。
首のリンパの腫れと高熱が続いていることから、抗生剤を点滴で入れて熱が下がるかみていくため、このまま入院になるということでした。
娘は「おうちに帰りたい」と泣き続けました・・・
続きます。